NYゴールドは小反落！ NYプラチナ・オイル 海外商品市況

おはようございます、海外市況ですが

NYゴールドは、投資家の強いリスク回避姿勢が緩み４営業日ぶりに反落。シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の経営破綻をキッカケとした信用不安は、金融当局による預金保護措置などでひとまず沈静化。「質への逃避先」として選好された金は、前日までの３営業日で計９７．９０ドル上昇しており、今日は利益確定の売りが優勢となった。米労働省が朝方発表した２月の消費者物価指数（ＣＰＩ）は、おおむね市場予想と一致。インフレ圧力は徐々に弱まりつつあるものの、引き続き高い水準にあることを示す内容だった。来週２１～２２日の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の政策決定を巡り、市場では０．２５％利上げと利上げ停止でなお見方が分かれているほか、銀行破綻による影響拡大への警戒感も根強く下値は限定的だった。

NYプラチナは、米銀２行の経営破綻をキッカケとした信用不安がやや落ち着き、外国為替市場ではドルの買い戻しが先行。これを受け朝方は上値重く推移。その後に発表された２月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）ではインフレ圧力の根強さが示されたものの、ほぼ市場の想定内の内容。投資家のリスク警戒姿勢が緩む中、４日続伸の後で割高感が意識され小安い水準となった。

NY原油は、相次ぐ米銀破綻を受けたリスク回避の動きに加え、インフレの高止まりから需要減退への懸念が圧迫要因となり大幅続落。２月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）の伸び率は鈍化したものの、前年同月比は６．０％上昇と依然としてインフレの高止まりが確認された。米中堅銀行のシリコンバレー銀行とシグネチャー銀行の破綻に伴う不安感から地合いが悪化していたところに、根強いインフレ圧力で石油需要が減退するとの懸念が改めて台頭。売り先行で始まった後も、対ユーロでのドル高を受けて割高感が強まり終盤に一段安となった。

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